相生道(そうせいどう)は、佐々木武久師範が1987年に開創した、新しい武道です。
全身を使う総合武道ですから、競技実践と護身術、健康・美容効果などがあります。
元になった流派は、越中(現在の富山県)の宇奈月の地で佐々木家に代々伝承された武術です。この武術には「暁流」「無闘流」など複数の名前がありましたが、1970年代に埼玉県で指導を開始した時期には、「天武無闘流柔術」の看板を掲げていました。
開創の目的は、単に実家の流儀を保存、広めようというだけのものではありません。武道が社会に役立つ人づくりの道たりえることを確信し、また「古流のままでは途絶えてしまう」という危機感から、半ば世のため人のために新武道を開いたのです。
「相生道」という命名と流紋(エンブレム)には、「立ち止まらず、常に創造進化する」「相手を生かし、相手と生きる」といった思想が込められています。